春のバンバンコンディションを楽しみ、ラストは風に捕まって檜にTL
(Topでは無く、Treeです)
東西に伸びる高気圧に、グッドコンディションを期待するメンバーが十数名集合。ところが、LDは北寄りの風MAX5m/s。海風の気配はありません。LDで暫し駄弁りんぐ。昼頃、ようやく東寄りの風が入るようになり、TOへ移動。
13時を過ぎて、ようやく南東寄りの風が入ってきますが、まだ安定しません。良い具合にサーマル雲ができてきました。今日の狙いは、森山にできるサーマル雲の雲低に付けて島浦島をゲットし、フォローに乗ってリターン。等とメンバーと冗談を言って、久々の鏡山フライトの気持ちを盛り上げます。
13時45分、安定する兆しを感じ、準備を済ませ、50分頃ウィンドダミーでテイクオフ。直ぐにTO前のサーマルをヒットし、+600m。高度によって多少流される向きは違いますが、安定して旋回できます。東に流しながら状況を報告し、そのまま森山に向かいます。
上空は、北東から北がメインの風で、グライダーが落ち着き無く前後左右に揺らされます。コントロールに忙しく、写真を撮る余裕がありません。南方向に流されながら森山に向かいますが、なかなか届きません。もう少しという所で、潰れる事はありませんが、全体&半分のテンションが抜けてしまう状況に2・3回遭遇します。鏡山方面を見ると、乱れた雲ができています。これで心が折れてしまいました。鏡山に戻り、シンク帯を探して高度処理をして、トップラン。TOは、上昇帯になっていて、なかなか降ろしてもらえませんでした。
S藤さんの暖かいカフェオレを戴きながら、しばしメンバーのフライトを見る事に。他のメンバーは、1500mを超え、雲低に付けて悠々とフライトしています。暫くすると、タレてきたのか、皆さん高度が落ちてきています。山側を向くと、スピードが落ちるように見えます。そういう中、K田さんがトップランし、他のメンバーは海岸LDに向かって行きます。サニーハウス前の吹流しは、時折北を向くようになりました。馬の背TOは、まだ南寄りの風が入ってきています。もう1本飛びたくて、準備を始めます。
TO前で、Y田さんがサーマルで回しています。TOは無風の状況が多くなってきましたが、南寄りの風が入るようになったタイミングで、二本目のテイクオフ。直ぐに山際でヒットしますが、変な感じがして、少し前で上がっているY田さんの下に潜り込みます。しかし、リフトを感じません。風が完全に変わったと思い、海岸LDに向かいます。「時、既に遅く」でした。高度をロスした分、北東成分の吹き降ろし風に捕まってしまい、高度ロスが大きくなります。直ぐに海岸を諦めますが、山深い所でのツリーランは極力避けたいとの考えが過ぎります。HPまでは届きそうだと判断し、HPに向かいます。高度に余裕があれば、海岸や熊野江集落近くの空き地へ向かおうと気持ちは決まりました。HP尾根に着くと、リッジ風で持ち上げられますが、木々が大きく揺れているのが見て取れます。「ヤバイ」と感じ、出た事を後悔しましたが、HPへのランディングに全神経を集中します。高度処理をしながら、HPに到達したら、垂直降下で降りようと考え、HP+10m位でHPの真上に到着。「最後まで気を抜かないぞ!」と思った瞬間、強烈なブローがグライダーを後ろに運びます。瞬間20Km/sで、少し持ち上げられる様な感じでバックします。何もできません。あっという間にHPが離れていきます。「怪我するかな?グライダーは大丈夫かな?」と思っていたら、5m位の檜林にソフトにランディング。体は隙間を通り、足が地に着いたと同時にグライダーが檜に被さった様な状態。不幸中の幸いとは、この事か!?
無事である事を伝え、自力で脱出。HPから30m程後ろに飛ばされていました。直ぐにメンバーの方々に機体の回収を手伝って戴き、1時間程で終了。皆さん、ありがとうございました。
海岸LDで、今日1日の反省会で駄弁りんぐ。最高は海抜1600m位で、打ち合わせ通りに島浦島に行ったメンバーも。海岸LDは、フォロー風がメインで荒れ々だったそうです。
来週の4月2日(土)は、天気が良ければ花見!等と話しながら、解散。
本日のフライトログは、こちら。 File#10096
天気 : 晴れ
風 : 北~南 0~5m/s
メンバー : O野さん、K田さん、Y田さん、T野さん、Nじっちゃん、M先生、
U山さん、K地2号、I藤さん、O川さん、I名さん、S藤さん、
K斐2号さん、WB-boy、
ハングS田さん